――郁人の家に着いた。
現在・午後6時。
パーティーまで、また1時間もある。
「う、わ……」
郁人が手配してくれた豪華な黒のベンツから降りた雫は、郁人の家を見て思わず声を漏らした。
だよな。その反応、俺も最初ここに来たときしたわ。
双雷の洋館も結構大きいが、郁人の家はさらに大きい。
洋風の豪華な家は、まるで屋敷。
映画に出てきそうなくらい、おしゃれな家だ。
敷地面積は、東京ドーム5個分。
家もでかけりゃ、庭も広い。
郁人の家の庭には噴水やら、公園やら……もう「庭」と呼んでいいレベルかどうかさえわからなくなるほど、いろいろなものがある。
さすが金持ち、と言ったところだ。



