「で、皆も来ない?パーティーに」






にっこりと、まるで女のような笑顔を見せて郁人は言った。



パーティーに俺らを誘うなんて、珍しいな。






「ちなみに、先代にはもう誘ったよ」



「やること早いな」





郁人の言葉に、瑛士【エイジ】が苦笑する。





「来ない?」とか言っといて、無理やりでも頷かせようとすんだろうな。


めんどくせ。




ぜってぇ行かねぇ。


そんなパーティーなんて。





どうせ女がいっぱいいるんだろ?


行くわけねぇじゃん、そんなとこ。






俺は頷く気なんて、さらさらなかった。