獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~






狼?


俺が?




そんなこと初めて言われた。






「優しい狼みたい」



「なんで狼なんだ?」







「狼ってね、自分の信じた道を行くんだよ。それに、突然の変化にも乗り切っていく。
 あと私の勝手なイメージだけど、狼はどんな闇の中も迷うことなく歩いていける、気がするの」




どんな闇の中も…?






「博も、私の過去を迷うことなく受け入れてくれたでしょう?」







だからだよ、と雫は柔らかく微笑んで言った。




俺の存在は、雫の光になれただろうか。



でも、雫が心を“完全に”開いてくれたのは確かだ。