獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~







「本当に、嫌いになってない?」



「あぁ、なってない。嫌いになんて、なるわけない」




「私、人を殺してるんだよ?最低で、汚れた人間なんだよ?」






自分を責めて傷つける、それは雫の悪い癖。


その癖は、雫の過去が原因だったんだな。





俺の胸は、「辛い」と叫んでいる雫の表情を見て、さらに締め付けられた。







「雫は汚れてなんかない」



「汚れてるよ…。だって、家族を殺したんだよ?」




「理由があったんだろ?」






俺は知ってるよ。


雫と出会ってそんなに長いわけではないけれど、雫はとても優しい子だ。




雫は、理由もなく人を傷つけたりなんかしない。