獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~





雫の大きな瞳に、涙の膜が張る。


雫の声が、だんだんと震えていくのがわかった。







俺には、まだ覚悟なんてない。


踏み込む準備なんて、まだ出来ていない。




だけど、自信はあった。






どんな雫を知っても、好きでい続けられる自信が。







だからだろうか。


こんなにも落ち着いた気持ちで、雫と向き合っていられるのは。







「だけど怖くて……」



「大丈夫」




「博……」





「雫のこと、嫌ったりなんかしないから」







俺はもう一度「大丈夫」という魔法の言葉を、泣きそうな雫に言った。