獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~








「雫……君は一体何者なんだ?」






今のは高度なハッキングの技術だ。


なんで雫のような子が、そんな技を使えるんだ?




ただただ疑問ばかりが深まってくる。









「本当は、ずっと言うつもりなんてなかった」









ポツリ、と雫が呟いたのは、本音だった。



「だけど」と続けて雫は話し続ける。






「真汰が、真汰の大切な人が大変な目に遭ってるって思ったら、いてもたってもいられなくなって……」






雫は自分の手をギュッと握り締めた。


そうやって何度も、自分の心に溜まっていく涙を止めてきたのだろう。