獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~






「嬉色望空さんに何かあったってことだよ。言ったでしょ?病院の裏の路地って。嬉色望空さんは、病院に用があった」





病院に……?



『どういう意味だ』





俺は雫に俺の携帯を渡した。


俺が伝えるよりも、雫が直接言ったほうがいい。



時間短縮になる。

それになにより、効率がいい。







「私も詳しくはわからないけど、嬉色望空さんは多分……今闘える状態じゃないと思う。だからすぐに助けに行ってあげて」




『………わかった』








真汰はほかにも何か聞きたそうだったが、今の状況をちゃんと理解した上で、そう呟いた。


そしてそのまま、真汰は電話を切った。





雫はグッと伸びをする。


ひと仕事終わったように。