――カチッ 「望空さんの居場所確定」 う、そだろ……。 はっきりとそう言った雫。 俺は目を丸くして、そんな雫の姿を見つめていた。 「真汰に伝えて。 彼女は今病院の裏にある路地にいる。そこで、全国トップクラスの族に襲われてる」 俺は雫が言った言葉をそっくりそのまま、真汰に伝えた。 『襲われてる!?あいつが!?』 ありえない、と言いたそうな口調で話す真汰。 彼女はたとえ襲われても、すぐに襲ってきたやつらを倒せる。 なのに、長時間捕まったまま、なんておかしすぎる。