「やー。あそこいい昼寝スポットなんだよ!今日も昼休みに行ってたからなー。そん時落としたな、こりゃ」 「………」 テヘッ、なんて言って舌を出しても全く可愛くないし、寧ろキモい。 「ったく…。待っててやるから、さっさと行けよ」 仕方ないから待ってやろうとした。 のに。 「悪いけど、翼行っといてくんね?」 「……は?」 コイツは、変な事を言い出した。