夏*恋




花奈に笑顔が戻った。



…でもすぐに、意地悪ににやりと
微笑んだ。



え、何?こわいよ。



「夏穂は、私の心配より星也君。
でしょ。というわけで______放課後、
作戦会議だよ!」




『え、なんの?』




まだ花奈はにやにやしてる。



「だから、放課後だってば。」


『えー教え…なに⁉︎』


花奈に教えてと言おうとしたら、
いきなり視界が真っ暗になった。



「誰でしょう?」


耳元で、小さく誰かが囁いた。


軽くかかる吐息がくすぐったい。



この声…



私の大好きな人の声だよ。



『ちょっと、星也!』


急いで、目を隠している星也の手を
払いのけた。



バクバク…



心臓がうるさい。