虫が群がっている。 少年の体に。 ―耳から這い出るムカデかな― 蛆が湧いた切れた足。 子供を抱いて焼け死んだ親子。 ―黒焦げの蛆が沸き出す左足― 顔が半分飛び散った遺体が、私に訴えかける。 この足を早くどかして・・・。 ―潰された頭の上に靴の跡― 私は旅をする。 下手くそな句を読み、歩く。 生と死を歩く。