甘党(恐らく)であろう宗司にはおすすめかもしれない。 そうと決まれば出発だ、と宗司と一緒に自転車置き場へ行き校門を出た。 「その喫茶店ってどの辺?」 「えっとね、坂道に入る手前にある自販機を右に曲がったところ」 「あー了解」 今の雑な説明でよく理解できたなぁ、と感心。 まぁご近所さんだったらわかるか。 「おい。 乗れって」 「じゃあ遠慮なく~」 自転車の荷台に乗せてくれるというのでカバンをかごに入れさせてもらい、跨る。