はとりは葵がイケメンだということは認めるらしいけど、何か気が合わないと言っていた。 卵焼きを食べながら、グラウンドを見ているとサッカー部が昼練習をしているのが見えた。 うわあ…お疲れ様です。 「ウインナーちょーだい」 「あっ! …まあいいや。 美味しいでしょ!」 お弁当をじっと見ていた葵はひょいとつまんでパクりと食べた。 おいしそうにニコニコと食べている。 こういうときは可愛いと思う。 昔を思い出すな~…。 よく一緒にご飯を食べることが多かった私たちはこんなことも日常茶飯事だった。