「連れていこーぜ。 人がいないうちに」 「!?」 強い力で腕を掴まれて引きずられそう。 やばい。 誰でもいいから助けてっ―――!! そう思っていた時に天の声。 「―――おいお前ら。 そいつ嫌がってんだろーが」 部活帰りと思われる、同じ学校の男の子が睨みつけるようにしてそこにいた。 あ、同じクラスの矢吹くん。 ナイスタイミングです!!