「たっだいま~」
「あ、皐月ーおかえり!」
「お母さん…あ、これ、お土産。
お父さんと凛くんと食べて!」
「あら~ありがと!」
凛《リン》くん、というのは兄の名前である。
今年中はまだここにいるらしいけど、来年からは一人暮らしをするらしい。
お兄ちゃんって呼ぶのはちょっと、…いや、かなり恥ずかしいから凛くんって呼んでいる。
「お母さん、ごはんまで寝るから~」
「はいはい」
自分の部屋がある二階へ行き、少しばかりの昼寝をしようじゃないか!
寝転がってぼーっとしていると瞼が重くなる。
そこからの記憶はない。

