愛されすぎて困ってます!





お土産用のパンを購入し、店を後にした。

外に出るともう夕日が沈みかけていた。
そっか、まだ五月だもん。



「皐月。
今日はありがとな」

「ううん、こちらこそ」

「おー」



来た時と同じようにヘルメットをかぶり、葵の原チャに跨った。

何も言わずにエンジンをかけてのろのろと走り出す。


少し風が冷たくて心地いい。

行きとはまた違う温度を感じながら流れる景色をぼんやりと眺めていた。




「送ってくれるんでしょ??」

「え~~どうしよっかなぁ~~」

「信じてるよ葵様ぁ!!」

「しゃーねーなぁ」

「さっすが!!」

「掴まっとけよー?」

「うん!」




家の方向へ向かって全速力!

私の反応を楽しんでいたようでニヤニヤしてるのが見えた。


…Sっ気があるというか…うん。