愛されすぎて困ってます!




エンジンをかけてぶーんと走り出す原付。

スピード自体はあまり出ないけど風が心地いい。


葵の大きな背中を眺めながらぼーっとしていると少し眠くなってきた。



口数の少ない私に気づいたのか、葵はにやにやと笑っていた。




「寝るなよ?
落ちて死ぬぞ」

「それは困る‥!
何か面白い話して!」

「はぁ?!
何それ無茶振りかよぉ~。
あっそうそう、皐月結構発育したんじゃない?」

「え?
何がー?」

「胸」

「セクハラ…!!!」



さっきから下ネタ(?)多くない…!?

さすがに万が一のことがあったらいやだからしがみついていたんだけども…!!


ちょっと降りたくなってきた。