「無防備すぎたら俺みたいなやつに襲われるってことー」 「…!?」 皐月柔らかい、とか温かいとか微妙にセクハラ発言ばかりぼそぼそと耳元で言っているのが聞こえる。 葵の体温を感じて少し顔が赤くなった気がする。 「俺さぁ、矢吹なんかに皐月を渡す気はさらさら無いから。 そこんとこよろしくー」 そう言って私の部屋を出て行った。 …? 渡す、とはどういう意味だ。 よく分からなかった私はその場で小さく首をかしげた。