「ねえ。 ピッキングって犯罪じゃないの?」 「大丈夫よ。 中に入ってまた閉めれば。」 ふふんと笑う友人に小さくため息。 お昼屋上で食べたいねーって話になって、でも屋上は普段鍵が掛かっているから無理だねハハハって言っていると友人は即行動。 今に至る。 どこからか取り出した針金二つを片手に南京錠をカチャカチャとしている、友人こと西尾はとりちゃん。 ピッキングなんてドラマでしか見たことないよ…!! てか、先生とかほかの人に見られたら終わりじゃないのかな。私は。