私と彼とあの子

ここ桜学は、生徒全員寮に入るのが決まりである。風紀と生徒会の生徒だけ1部屋でそれ以外の生徒は2人部屋である。


ちなみに、私はこう見えて風紀委員である。そして、結城君は生徒会に入っている。そのため、よく私は彼の部屋で夕飯を作ったり朝食を作ったりしている。自分でいうのもあれだが、なんだか家政婦のような気がしてならない。


何でこんなことをしているかというと、彼の食生活があまりにも悪かったからだ。彼はかなりの面倒くさがりやで食事をまともに取らないときもあったのだ。何かがあってからでは遅いと思い、こんな家政婦のようなことをし始めたのだ。
しかも、食費は彼が出してくれるため庶民の私からして一石二鳥のアイデアだった。