君色の夏





この町にある駅は、一時間に一本しか電車が来ないんだった。




私とりっちゃんは、少し小走りで駅まで向かった。






「着いたー!」



あの小さな町から電車で揺られること30分。



私とりっちゃんは、そこそこ大きな遊園地にやってきた。



「観覧車、大きいね!」



「大きいわね」



ここの遊園地の観覧車、すっごく大きい。







「千夏。そんなに観覧車見つめてても、入場券買わないと中には入れないわよ」



観覧車をじっくり見つめている私に、りっちゃんがそう言った。



「あ、そうだね。入場券買おう」



私とりっちゃんは、入場券売り場と書いてあるカウンターへ向かう。



「高校生二枚ください」



ガラスの向こうにいるお姉さんに、私はそう言った。