「ふー………結構まわったよね!」 麻琴ちゃんが屋上にあるベンチに座り込む。 「ほら、尚人っ」 そして隣をバンバンと叩く。 座れってことかな? 俺は微妙な距離を保ちつつ同じベンチに座る。 「もー、なんでそんな遠いの!?」 そう文句を言いながら麻琴ちゃんが近づいてくる。 せ、せっかく遠くに座ったのに……! これじゃあ肩が当たってしまいそうだ。 いざ人の目があるとこで近づくと緊張する……。 俺はどきどきを隠すように 「ご、ごめん」 謝っておく。