「………あれ、杉沢」 ふと、頭上から降ってきた声に反応する。 「えっ……忍くん!?」 忍くんが私と同じ日替わり定食を手に持ち、私の後ろから話しかけてきた。 「珍しいな……杉沢が学食にいるのは」 「ああ……えっと……」 どうしよう、面倒で作ってこなかったって恥ずかしくて言えないし……! 「ああ、それはね?」 答えに困っていると、定食を選びに行った尚斗がカツ丼をのせたトレイを机の上にのせる。 「俺が麻琴ちゃんのお昼ぜーんぶ食べちゃったからだよ」 忍くんの目を見て断言する尚斗。