「洗って返すね!」 「あー………別にいいけど」 「いやいや、これくらいはしなくちゃ」 「あー………じゃあお願いします」 「うん!………あ、そろそろ戻ろう!」 「ああ、そうだな」 忍くんと沙耶香が教室を出る。 足音が遠くなった。 埃臭い掃除用具箱の扉を開ける。 「……………」 「……………」