「え……じゃあ、俺の使う?一応、まだ使ってないけど」 「え……いいの?」 「ああ。俺のでよければ」 「………うん!ありがとう!」 沙耶香が笑う。 「俺もタオル取りに来たんだ………はい」 忍くんが沙耶香にタオルを手渡す。 「……ありがとう」 そのときの沙耶香の顔は、恋する女の子のものだった。