まあ、部屋が隣だからしょうがないんだけど……。 朝の通学、尚斗と一緒か。 べ、別に嫌とかじゃないんだよね。 ただ、ちょっと初恋の相手だから意識しちゃうっていうか……。 無意識に尚斗から遠ざかる。 「ちょっと麻琴ちゃん!何離れてんの!」 「え、あ、ごめん」 「もー、困るよ、俺らラブラブなんだから離れないでくれる?」