…………なんかもう、疲れた。 私はいつも沙耶香と歩く道を、一人で帰った。 ふと、後ろを見るけれど。 伸びた影は私一人のもので、沙耶香の影はなくて。 ……………当たり前なんだろうけれど。 ただ、涙で歪んでしまった道をふらつきながら帰って行った。 ━━━明日、どんな顔して会えばいいの………