「━━━━え」 少し驚いたような顔をする尚斗。 夕やけに照らされているせいか、顔が赤く見える。 この人が、あの時私を助けてくれた人。 ……………………………………私の初恋の人。 ふと顔を上げると、尚斗と目が合う。 「「━━━━!!」」 お互いに顔を背ける。 ドクン、ドクン、ドクン……… やばい、意識しだしたら心臓うるさい!!