ファントム・パーティー~魔界の狼王子と愉快な恋~

私はとにかく必死に手で胸を隠した。

………コンコン…


「……お取り込み中のところ悪いですが、

……朝食の準備が、できております。」


「……!!!!」

「………お前か。グエン。」


するとグエンと呼ばれたその人は、レオンさんを素通りし、

まっすぐ私の方にやってきてひざまずいた。


「……昨夜は怖がらせてしまって申し訳ありません。

私、この国の騎士団長をつとめております、グエンと申します。

こんな美しい女性の半裸を前に、

変態じみたことをぼやくこの男など放って、

僕と朝食にいたしませんか?」


…チュッ……


「…あっ…」


足にキスをされてびっくりする。