ファントム・パーティー~魔界の狼王子と愉快な恋~

より強い力で抱き締められる。


「……。」


「レオンさん………。」


レオンさんは、生まれてからずっと、
もう一人のレオンさんと生きてきた。

きっと、そのせいでたくさん辛いことが
あったんだよね。

「……よしよし。

……大丈夫?」


私はレオンさんの頭をワシャワシャ撫でた。

「……ふっ……

…俺はガキだな。」


「ううん。

私こそ、ごめんなさい。その事に触れちゃいけなかったのですよね………」