ファントム・パーティー~魔界の狼王子と愉快な恋~

「床で寝ろと?」

「そ…そうではないです。

私が床で……」


すると、いとも簡単に持ち上げられる。


「…ああっ!!何を!!」


「…残念だな。

もう決定事項だ。」


……ボフッ…



鼻と鼻がくっつく距離に、

レオンさんの顔がある。


私……きっと顔真っ赤だ…………


「なあ…?」


「…は…はい?」


「お前は、とてもいいにおいがするな。」


レオンさんは私の首筋に、唇を這わせた。


「……んっ……やめて…ください。」


黒いクセのある髪が、私の首筋をくすぐる。