ファントム・パーティー~魔界の狼王子と愉快な恋~


私達は大広間に出た。


「とりあえず、お前、そこに立て。」


「はい…。」


「…治癒魔法(フェニック)」


淡い緑の光に包まれると、
傷が消えていく。


どういう仕掛けかは分からないけど、


「ありがとうございます…!!」


「礼には及ばん。

それより、今まであれほどの傷を負いながら

正気を保っていたお前が不思議でならない。」


「…私一人じゃ、ダメだったと思います。

彼女がいたから、なんとか頑張ろうと思えました。」


「………そうか。」