ファントム・パーティー~魔界の狼王子と愉快な恋~

「では、麗しいお嬢様方は

ドレスをご用意いたしましたので

どうぞお召し変えください。」

と、どこからか声がして、
入り口で色とりどりのドレスが浮いている。


「やった~!!!!じゃアタシこれ~!!」


嘉山さんは赤いドレスをひったくると、
更衣室に入っていった。


「……貴女様は…どれになさいますか…?」


「……えと…私は麗しくない方のお嬢様なので遠慮します。」


「………フッ………」


さっきの男の人が笑った。


「……面白い事を言う奴だな。

気に入った。」


「…あ、ありがとう…ございます…」


褒められたのか貶されたのか…。