信じられなかった 普通なら叫んで逃げ出すはず 何故彼女はそこまで 僕に優しくしてくれる? 今だってそうだ こうして血まみれになった僕を お風呂へいれてくれる 僕はお湯を顔にかけた 腕や手首に走る 幼い頃血が見たくて 何度も切った切り傷 お風呂場にある鏡に映る 僕の首 何度も自殺しようと ロープで首を絞めた跡が残っている 僕の体は 自分で傷つけた傷だらけだ そういえば彼女は これらの傷を見たはずだ だけど気持ち悪いなど言わなかったし どうして傷だらけなのか理由も聞いてこなかった