僕はかけている 眼鏡のブリッジ部分を持ち上げ 野次馬の集まりから抜け出す どうしてバレたのだろうか 誰か宅配業者でも来たのだろうか 鍵を閉めて行かなかったから 簡単に誰でも侵入出来る 歩いていると 雪が降って来た 朝から鉛色の空だったから いつか降るかと思っていたけど 思ったより降るのが早かったな 最初は埃のように ゆっくりと降って来ていた だけど段々 その強さは増してきた 僕は持っていた鞄から 昨日買った帽子を取り出し 被った だけど服は薄着で 息も白くなって来た