隣にいるとも知らないで オバサンたちは笑っている 僕は気にしないフリをして ぼんやりと黄色いテープを眺めていた 悪いけど 僕は捕まるつもりはないよ 「ねぇ お兄さんはどう思う?」 最初は他の人かと思った だけどオバサンが肩を叩いたのは 間違いなく僕で 僕は焦る気持ちを隠して 「え?」 とオバサンたちの方を向いた 「最近物騒だと思わない?」 何故か親しげに話しかけてくれる オバサンに 僕は曖昧に頷いた だってそんな 物騒な世界を作っているのは 紛れもない 僕なのだから