薬五粒をバックの中にあったお茶で飲んだ。

ふぅ。

私は病をかかえている。

心臓病だ。

進行しているしほおっておけば高校卒業する頃には死ぬだろう。

手術なんてあの家の奴らがやらせてくれると思わないし…

病気のこと言ってないし…

このことを知っているのは兄と先生だけ。


あ、学校についてしまった…


しょうがない……

今日も行くか。



「……はぁ。」

面倒くさ。

靴箱の中には“釘” “画鋲” “ゴミ” “悪口を書いた紙” “汚い生ゴミ”。


毎度毎度お疲れ様。

最初の頃は辛くてこれを見ただけで泣きそうになったけどもう慣れた。

靴箱の中を綺麗にしてバックにもともと入れてた予備の上靴をはく。

ローファーは上靴を入れてた袋に入れておいた。