「ほら、いないからいいって」
そう言って帰ろうとする橋本くん。
待って、ここは私が。
「手当てくらい私にもできる!」
無理やり引っ張って、そこらへんにあった椅子に座ってもらう。
一応、洗ってるみたいだから、絆創膏だけでも。
「あれ?」
絆創膏って、どこにあるの?
「何してんだよ」
「...絆創膏がない、です」
「はあ?ったく、しょうがねーな。ほら、ここにある」
「あ、本当だ。ありがとー」
大きいサイズのほうがいいよね?
一つ取り出して、椅子に座りなおした橋本くんのひざが目の位置に来るようにしゃがむ。
...うわ、痛そう。

