理由は、自分のクラスの生徒だからっていう吉井先生のパシリ。
ダンボールの箱くらい、自分で職員室に持っていけるでしょー。
なんて文句も言えず、黙って運んだ。
「じゃ」
橋本くんがそう言って、後ろを向いて歩き出す。
「え?」
でもなんだか違和感が。
「あ、ちょっと待って!!」
「...なに」
なに、じゃなくてさ、脚...。
「ケガしてるよね?」
「・・・」
見た目的に結構新しい傷にように見える。
そう、ここ数時間のうちの...。
あ!もしかして。
「シークレット競争のときの...?」
「・・・」
橋本くんは何も言わない。
でも、それ以外でこけたところなんて見てないし...。

