その後はそのままの順位を保って、アンカーが走る番となった。
1位の6組のバトンが佐々木くんに渡った瞬間、差が広がる気がした。
「佐々木くん、やっぱ速いな...」
朝の約束を思い出して、少しの「頑張れ」を送る。
その少し後に2位の1組のバトンが橋本くん渡った。
佐々木くんと橋本くんの差はその時点で一周の1/5くらい。
これで追いつくのは、結構難しいよね。
みんなも2位で十分だと思っていると思う。
でも、私は気付いた。
少しずつその差が縮まっていることを。
「頑張れー!」
「橋本ー!」「橋本くーん!」
そしてどんどん差が縮まって行って、体一つ分まで追いついた。
ゴールまで残り数メートル。

