不思議に思いながら、顔を上げて前を見ると、 「わ!本当だ、ごめんなさい!」 慌てて左にずれる。 前にいた人たちはみんな左にずっていて、まだ椅子の前に立っているのは私たちだけだった。 私も恥ずかしかったけど、一番いい迷惑なのはこの人だよなぁ。 ただでさえ怖い人なのに、こんなことしたら...。 目つけられたりしたらどうしよう...。 私たちのクラスが教室に戻り始めた瞬間、怖さからなるべくこの人から離れようと、前の女の子にすごく近づいて歩くこととなった。