チラ見のはずが、いつのまにか思いっきりガン見していることに、自分で気づけなかった。
だから、
「...何?」
低めの声で、そう言われてしまった。
ひっ、やっぱりなんか怖い...。
「なんでもないですごめんなさい!!!」
なるべく声のボリュームを抑えて、必死に謝った。
それからというもの、ステージのほうをみていたらこの隣の人が視界に入ってしまうから、自分の膝の上に乗せた手をガン見するしかない。
さっきとは別の意味で眠たくはならない。
だって、怖いんだもん。
無駄に緊張して、冷や汗かいてきた。
この人が隣にいるってことは、同じクラスってことだけど、これからやって行けるのかな...。

