恐る恐る橋本くんの方に顔を向ける。
「いや、全然、別に離れようとしてたわけじゃなくてね?うん、ただ...」
「次」
「え?」
「次、シークレット競争じゃねぇの?」
シークレット、競争?
「あ!!」
慌ててプログラム表を見る。
確かに、私が並ばなきゃいけないやつだ!
「すーちゃん、行ってくるね!」
走って入場門に向かう。
まだ並んでる途中で、どうにか間に合ったみたい。
「良かった...」
それにしても、橋本くんって意外と周り見てるんじゃん。
意外と!だけど。
「続いての競技は、シークレット競争です」
放送係の人のアナウンスで入場開始。

