職員室のドアを開けようとした時、誰かが出てこようとしてドアが開いた。
「「あ」」
そこにいたのは、佐々木くん。
「鈴木さん、どうかした?」
「あ、えっと、ものを無くしちゃって」
「あ、だからか。落ち込んでる感じしたのは」
「はい、大事なものなんですけど。なかったらどうしよう...」
声に出して言うと、本当にない気がしてより落ち込む。
「あ!」
少しうつむきがちだった私は、その急な佐々木くんの声で顔を上げる。
いったい何事?
「無くしたものって、何?」
「クマのストラップです」
「お!まじ??」
またまた急に目をキラキラと輝かせてる。
かと思うと、ズボンのポケットに手を突っ込んで、何か探している。

