「...どうしよう」
頭の中が混乱して、どうすればいいのかわからない。
「どした?」
橋本光の声が聞こえる。
「クマのストラップ無くしちゃって、大事なものなのに...」
「大事なもの?...会議室に落ちてっかも。行ってみるか」
「...うん」
今度は、ちゃんと橋本光の後ろをついていく。
もしなかったら...なんて悪い考えが思い浮かんでくる。
会議室の前に行くと、もう女の子たちも佐々木くんもいなくて、他の学年も終わったらしく鍵が閉められていた。
「私、職員室から鍵取ってくる」
「おう」
暗い気持ちで職員室を目指す。

