はあ?
「ち、ちがいますー」
ファンではない。
好きな人でもない。
ただかっこいいなって、優しいオーラだなって。
「ふーん」
そう言うと、橋本光は教室の方に歩いて行った。
それについていくわけじゃないけど、私も少し距離を保って追いつかないようにゆっくりと教室の方に歩いていく。
他の委員会はもう終わっていたらしく、教室を出る前に机の上にあったいくつかのバックが2つだけになっていた。
私も早く帰ろう。
そう思って筆箱をバックに入れようとしたとき、
「え...」
なんで?
筆箱につけていたクマのストラップがなくなっている。
中学生のとき仲が良かった友達みんなで色違いで買ったものなのに。

