あなたとのキョリ


「真っ赤!
りんごみたいだな」

『り、りんご!?』

そ、そんなに真っ赤になってるの!?

だって!駿君が急にキスするからー!

「ははっ!かわいいって意味だよ」

『か、からかわないでよー!』

「からかってなんかないよ
ほら、そろそろ戻ろう」


駿君が手をつないで歩き出す


『えへへ』

嬉しくて、昨日みたいにわたしからギュッと握ってみる

すると、駿君も笑顔で握り返してくれる


駿君の大きな手と笑顔
やっぱり大好き!

鈴華たちに見られたら、少し恥ずかしいけど、今日はこのままでいたいなぁ…


駿君と一緒に歩いてしばらくすると、少し焦った様子で周りを見回す鈴華と井上君の姿を見つけた

『鈴華ー!』

「あ!桃!
急にいなくなったから心配したわよ!」

『ご、ごめんね
何も言わずにいなくなって』

「全然大丈夫よ
ちゃんと戻って来たしね」

鈴華がにこにこしながらわたしの頭を撫でる

鈴華…
優しすぎる…

「駿が一緒みたいだったから安心だったけどな」

「おう、まかせとけ!」

ん?
井上君と駿君、いつの間にか仲良くなったんだ!

『井上君もごめんね』

「気にしなくていいよ」

井上君もすごく優しい!
鈴華とお似合いだねぇ