『お前、何で分かった?』
正直に疑問を洩らす
「なんでって、目の奥が笑ってないからですよ」
” なんでほかの人は気付かないのか不思議ですけど”と続ける
『あっそう。それより、名前は?俺は答えたんだからお前も言えよな
あと、クラスも』
「何か偉そうですね
名前は黒羽真白です」
『名字と名前、対照的だな』
名字は黒、名前は白。
「変ですか?」
黒羽がしゅん、として聞いてきた
その姿がまぁなんか、可愛かった
『変じゃねぇよ、似合ってる』
俺は、そう言うといつの間にか隣に座ってたこいつの頭を撫でる
「本当ですか?フフッ嬉しいな」
本当に嬉しそうな顔で笑ってる彼女を少し、羨ましいと思う自分がいた


