1時間。



とりあえず床に鞄をおいて、あたしも坂上くんと同じように近くの椅子に座る。


彼は何やら鞄を漁っている。


「あった」


彼が呟いたあと、鞄から出てきたのは1枚の紙と筆箱だった。