私立神無月学園―抗え自由を獲(え)るために―



目を開けると、いつも通りの“学校”の天井があった。瑠菜は、両手を床につけて上半身を起き上がらせる。

すると、まず最初に見えたのは先程まで着ていた戦闘服では無く、神無月学園の制服のスカートだった。戦闘服でも制服でもまったく変わらない瑠菜のチャームポイントとも言えるド派手なツインテールが揺れる。


「また生徒会が勝ったんだって」
「当たり前でしょ?生徒会が負けるわけないじゃない」


遠くから瑠菜を見ながらだろうか。二人の女子生徒の噂話が聞こえてくる。と言っても、周りに野次馬(ギャラリー)達が多すぎてどの女子生徒かは分からないのだが。

ずっと床に座っているのも気分が悪い。